ちょっと前までなら、新シリーズ放映開始しばらくのうちは「今回はいまひとつやわ」とか「こんどのヒロインはなじめんわ」みたいな声が飛びかい、そして半年が経ち話が終盤にさしかかるや「もう終わってしまう、○○ロスやわ」「私は来月から何を頼りに生きていったらええんやろう」みたいな声が、まったく同じひとの口から発せられる…このくりかえしが常だった。
ところがこのところはちょっと様子がかわってきた。新シリーズが始まるまえから、こんどの朝ドラをどっぷり楽しむぞという、勢いのある盲目的な表明が目立ってきた。それっていつからのことだろう、おそらく「あまちゃん」のころ、Twitterなどを駆使してリアルタイムで感情を共有できるようになってからのことだろうか。これらすべてこのmixiをふくめた周囲の反応。
今回のヒロインが安藤サクラにきまったときは“なにをいまさら感”みたいなものが先行した。清々しい朝のひとときに、どこかドヨーンとした空気を運んできそうな気もしたし…これは彼女の卓越した演技力をほめているのです。ところがさすが彼女、(ちゃんと見てないのでエラそうなことは言えないけど)今井福子以上になんというか“朝ドラヒロイン”になりきっていたのだ。
ついこないだ「万引き家族」で、リリー・フランキーを相手に生々しいカラミを見せていた女優とはとても思えない初々しさ。やっぱり安藤サクラは稀代の名女優だった。さて、来年4月からの朝ドラは100本目記念、ヒロインに広瀬すずが起用されたという。これもまた思いきった“いまさら感”、まあこんどもまたしっかり見れるかどうかはわからないけど。
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