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2018年10月12日13:50

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エルヴィス・コステロ新譜「ルック・ナウ」を聴く

正式にはエルヴィス・コステロ&ジ・インポスターズ。この名義では「百福」以来10年ぶりになるとか。なにも朝ドラに合わせたわけではないだろうけど。で、この名義のときはどんな音になるんだけっか。ロックンロール寄りだったか。多作な彼のこと、いつのまにかわからなくなってしまいました。案の定というのか、今回の新譜はいつになく味わい深い音世界でした。

今回は3曲でバート・バカラック、1曲にはなんとキャロル・キングが曲作りに参加。前者のほうはいかにもなバカラック節、ピアノやホーンの響きを聴いてすぐそれとわかるものばかり。というか他のコステロ単独作品、とりわけミディアム〜スローなナンバーがけっこうバカラックっぽくて、やっぱり彼はこの偉大なコンポーザーに多大なる影響を受けているのだなあなんて思ったり。

いっぽうキャロル・キングとの共作のほう、こちらはそうだと言われてみてもすぐにピンとこない、コステロ色が前面に出たこのアルバムのハイライトというべきパワフルな曲。まあどちらにしても来年そうそう77歳になる彼女には、早いこと純粋なオリジナル・アルバムを期待したいところ、「ラヴ・メイクス・ザ・ワールド」からもう20年近くごぶさたのはず。

つい先日、がんの除去手術を受けたことを明らかにし、ツアーをキャンセルしたコステロだけど、このアルバム制作と手術との時間的前後関係はちょっとわからず。もちろん闘病のカケラも匂ってこない元気な歌声ばかりが聴こえる一枚、出たばかりのポール・サイモン「イン・ザ・ブルー・ライト」とあわせ、ことしの秋の夜長にはこの2枚で十分という感じです。
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