サンディエゴ生まれというから西海岸のひとやったんや。NYCとか東海岸のイメージがあるけどなあ。その後の音楽人脈とか、主題歌を唄った映画作品のイメージでそう思うのかも。彼がデビューしたときのことは大変よく覚えています。“期待の大型新人”ということで、エリック・クラプトンやチャカ・カーンが参加したデビュー盤の音楽雑誌広告はいきなり1ページ大。
あのころは繊細で優しい歌声だった彼も、67歳となったいまではけっこう野太い声。ステージにはよき相棒といった感じのキーボート・プレイヤーとふたり。そしてこちら客席の側も彼と同じ世代の男女が多かったような。もう10回目になるという来日公演、慣れたものでユーモアあふれるMCも“日本人にわかりやすい英語”で語りかけてくれるので大助かり。
そしてけっこうオチャラケな部分も披露。ビリー・ホリデイ、ボブ・ディラン、ダイアナ・ロス、マイケル・マクドナルド、ビージーズの“ワンフレーズものまね”を次々くりひろげ場内大爆笑。きわめつけはイーグルス「ならず者(Desperado)」を「アボカド(Avocado)」というタイトルに替え、歌詞もところどころいじってワンコーラス唄いあげ、場内はさらに大爆笑。
「雨の日の恋」「オン・アンド・オン」「君に想いを(It Might Be You)」「セパレート・ライヴス」…。代表曲ではしみじみとさせ、正直あまりなじみのなかった最近の曲もロマンティックなものばかりだったような。やっぱり映画音楽に携わることの多かった彼、ほんわかした情景がうかんでくる、これからの秋の季節にピッタリの歌世界でした。
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