NHK-BSエンターテインメントは2006年から2009年頃まで続いた、大型の歌謡曲番組で、4年間で昭和歌謡のトッピクをほとんど取り上げた。ここは、先にも紹介したが、長年のフランク永井封印を解いた「フランク永井と松尾和子」があり、決定打の「歌伝説〜フランク永井」が含まれる。
「昭和歌謡黄金時代」はそうした番組のひとつのシリーズだが、2006年2月に放送された番組も忘れられない。最近保存データを整理しているときに、録画していた映像で残っていたもののひとつだが、当時著名な歌謡番組司会経験者が三名そろって登場した時のことだ。
実はこの件については、文四郎日記の2013年11月にも触れているのだが、あらためて紹介してみたい。
歌謡番組を絶やさずに放送してきたテレビ東京で司会を続けてきた印象が深い玉置宏(2010年没)。歌謡番組の司会といえば彼だった。また関西弁をそのまま使って歌手をみごとに表現する浜村淳。歌手を紹介するときに、いかにその歌手の優れた特徴を一言で表現するかにたけている。もう一人はNHKアナで紅白も含めて司会を続けた山川静夫。落ち着いた的確な紹介は定評だった。
当時を代表する歌謡番組の司会者がそろって登場するというのも、NHK大型番組ならではのことなのだが、このご三方が、振り返って最も印象的であった歌手は誰かという設問に、そろってフランク永井をあげたことだ。
きらぼしのように登場して時代に花を添えた昭和歌謡の歌手は、数えられないほどおり、また名が通った歌手もあまたいるなかで、フランク永井を取り上げたのは、当時も観ていて感動のシーンだった。
このことについては2013年の記事でも紹介している文芸春秋に文を書いた山川の「まったく偶然に揃って「もう一度逢って司会したい歌手」にフランク永井をあげたのが忘れられない」という言葉にでている。
当「文四郎日記」では長いフランク永井封印を解いたのは2007年の番組と書いたが、その1年前のことだった。つまり、再開花というべきときが2007だとしたら、その下準備が1年前から準備されたともいえる。テレビ界に大きな影響をもつ名司会者が横断的にそろい、フランク永井についての本来のふさわしい扱いに戻すべきではないかという意思の確認だったと考えられる。
この番組の司会はNHKの阿部渉アナが担当、ゲストは熊谷真実。
さて、現在歌番組の司会で名を馳せているのがNHKからフリーになった宮本隆司アナ。
この宮本アナもフランク永井は大好きな方。そしていよいよ近づいた宮城県大崎市で開催される「フランク永井歌コンクール」の、グランドチャンピオン大会の司会が決まっている。
今年の歌コンは十回という記念すべき催しであることから、特別に過去の大会優勝者を呼んでのグランドチャンピオン決定を問うというもので、全国的なファンの注目だ。
現地ではちゃくちゃくと準備が進行している。フランク永井ファンの宮本アナがフランク永井をどう紹介するのか、今から皆が注目して期待しているところである。
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