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2018年09月16日14:26

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1970年代にPONYから発売されたカセットテープでもうひとつフランク永井が登場する商品

 「石原裕次郎・フランク永井・斉条史朗」(PONY 36P1028)である。別項で紹介した「夜のムード〜石原裕次郎・フランク永井」だが、この続編のようなもの。
 裕次郎とフランク永井に、さらに斉条史朗を加えたセットだ。フランク永井がPONYのオリジナル企画で登場するテープを、いろいろと取り上げてきたが、これが締めかと思える。
 「夜の酒場で20曲」(PONY-36P1036)というカセットもあり、ここではこの三者にさらに、黒沢明とロス・プリモス、敏いとうとハッピイ&ブルー、ロス・インデオス、森雄二とサザンクロスというムードコーラスが加わったセット。
 これらで紹介されている曲は下記の通りで、多くはダブっている。
 注目は、裕次郎の曲「夜霧よ今夜も有難う」をフランク永井が歌い、「ブランデーグラス」を斉条史朗がカバーしている点。それと「ウナセラディ東京」「ベッドで煙草を吸わないで」について、裕次郎とフランク永井の二人が歌っているところだ。
 裕次郎の代表曲ともいえる「夜霧よ今夜も有難う」はニーズがあったからか、ビクターでも複数テークがある。さらにこのPONYでもいくつかあるようだ。裕次郎が歌ってただよわせたこの歌の雰囲気は強烈であった。それを低音の巨頭フランク永井がどう歌いこなしているか。ぜひさまざまな音源から聴いてみてほしいが、さすがである。フランク永井が歌えば、そこにはそこには別の夜霧よ今夜も有難うの世界がちゃんと広がる。
 「二人の雨」を除いて裕次郎が歌っている曲はフランク永井が全部カバーで歌っているので、比べて聴いてみるのも面白いかもしれない。

【石原裕次郎】
ウナセラディ東京/あいつ/霧にむせぶ夜/二人の雨/誰もいない海
ベッドで煙草を吸わないで/銀座ブルース/よこはま・たそがれ
爪/そっとおやすみ/誰もいない海/あいつ/クチナシの花
なみだ恋/君は心の妻だから

【フランク永井】
今日でお別れ/知りすぎたのね/知りたくないの*/逢わずに愛して
ラストダンスは私と/別離/恋心/赤坂の夜は更けて/女の意地
ワン・レイニー・ナイト・イン・トーキョー/ウナセラディ東京
ベッドで煙草を吸わないで/夜霧よ今夜も有難う

【斉条史朗】
ブランデーグラス/ロストラブヨコハマ/夜の銀狐/夜の虫
いつかどこかで/恋女房

 斉条史朗は「夜の銀狐」で圧倒的な人気を得た歌手。筆者は多くを知らないが、独特の歌い方が印象的だ。いい味を出していた。
 当時低音の歌手といえば神戸一郎という歌手がいた。それに三船浩という歌手もいた。彼らはそれぞれ大変個性的な声をもってファンも多かった。だが、いつの日かあまり聞くことがなくなった。
 三船については「三船浩ベスト16」(KING-BO-13)というテープが手元にある。「男のブルース」「夜霧の滑走路」などが代表曲。そう「夜霧の…」というビクターのフランク永井の「夜霧の…」に、まっこうから対抗してさまざまな「夜霧の…」がだされ、このセットにも「夜霧の女」が入っている。

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