結論から言うとシャッターが閉まったままひっそりとしていただけです。ほかにはとりたてて変化なし。日中はやたらと暑かったけど、夕暮れ時になるとけっこうさわやかな風。せっかくなので天下茶屋駅からあべの界隈まで歩こうかと。だったらディープサウス大阪を東西南北に縫いながら、今池商店街を通って「喫茶日本一」のいまをのぞいていこうかと。
最後にお邪魔してから3か月にも満たないというのに、なんだかずいぶんひさしぶりという感じ。単にその存在のケバケバしさのせいで目立っているだけなのか、年々あたりに増殖していたカラオケパブがさらに増えているような印象。いつも帰りに立ち寄っていた並びの居酒屋「富久屋」はすでに開店していて、まだ早い時間にもかかわらずほぼ満席状態だった。
向かいの散髪屋のあたりから慣れ親しんだお店に正対してしばらくたたずむ。あたりまえながら何かが動く気配はまったくなし。せっかくなのでシャッターに近づき、かがみこんで新聞受けの穴から中を覗く。当然ながら中は真っ暗で何も見えない。するとすぐ隣のカラオケパブで開店準備を始めたフィリピン女性ふたりから、怪しげな目でジロジロ見られたのであわてて退散した。
飛田遊郭の灯りを右手に見つつ、あべのまでの道のりを歩きながら、なんだかんだ言って10年近くのあいだよくマメに月に一度足を運んでいたなあというしみじみとした気持ちに。いまはあの楽しかった空間がどこに設定されようとぜんぜんかまわない、リニューアルした「ポップス出前寄席」が再び発進することだけをただただ祈るきょうこのごろであります。
ログインしてコメントを確認・投稿する