「セ・リーグは大混戦の様相を呈しております!」日々けっこう聞こえてくるフレーズ。広島の存在をお忘れか。きのう阪神がようやく単独2位を確保したと思ったら、いつのまにか広島とは7ゲーム差。もちろんたいへんやっかいな数字だけど、まだシーズン折り返し地点、冒頭の言葉にはまさか“CS出場争いをめぐって”という弱気な枕詞がついているのではあるまいな。
きのうの1失点目となった本塁でのクロスプレー、ちょっと前だったら梅ちゃんは本塁手前で堂々とブロック、そこにビシエドが思いきり激突…というエキサイティングな場面を目撃、さらにタイミング重視のジャッジでアウトになったはず。コリジョンルールとかリクエストとか、最近導入された制度がいかに野球のダイナミズムを奪っているか、格好のサンプルとなってしまった。
そして申告敬遠によって短縮されているはずの試合時間が、リクエストによるビデオ判定に要する時間でチャラかそれ以上になっているのでは。そもそも試合時間短縮に努力する必要があるのかという疑問は以前からあるけど。野球を取りまくエンタメ的環境が変わっていくのは仕方ないけど、グラウンド上のプレーに関するルールというか制度は変えないでほしいと思う。
梅ちゃんといえばきのうのお立ち台でのシメの部分、自分のことは置いといて藤浪にたいする思いやりの言葉ばかりが彼の口から出たときには思わず泣きそうになった。藤浪がいま置かれている立場を知らないひとには唐突にも思える言葉の数々、こういう気持ちが選手たちのあいだにあるかぎりは、まだまだこのチームにも希望があると信じたい。
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