小学6年になろうという春、73歳の祖母が連れてってくれると。同じく相撲好きの親友O君も一緒に。もちろん当日券で一番お安い自由席。価格までは忘れたけど、小人料金は大人の半分ではなく5分の1ぐらいだったのがおもしろい。イスの数のぶんだけ売れてしまえば、そのチケットは立見券に転じる。売れるだけ売ってしまえというスタンス、もちろん消防法などなかったころの話。
夢にまで見た大相撲観戦。私とO君は祖母をほったらかしにして府立体育館内をあちこち“探検”した。ごぞんじのようにマス席は鉄骨を組み立てた即席のもの、立ち入り禁止のマス席真下の空間にもぐりこんだ。小学生ふたりは身が軽い。誰にも見つかることなく花道ぞいの金網フェンスに到達。そこでは土俵入りを待つ幕内力士たちが化粧回しすがたで談笑していた。
手を伸ばせば届くところに輪島が貴ノ花が魁傑がいる!信じられない、まさに夢を見ているような気分だった。輪島とは目があったような気がする。緊張して声なんてかけれるわけがない。とにかく力士たちはみなテレビで見るよりずっとカッコよかった(あとから調べると貴ノ花はこの場所休場、勝手に記憶をふくらませていることがわかった)。
初めてナマで観る取組はもちろんすべて堪能、忘れられない春休みの思い出になった。小学生ふたりのお守をした祖母はやっぱり疲れたのか、翌日からしばらく寝こんでしまったけど。…ということで、きょうはこのあと年に一度の春場所観戦そしてちゃんこ鍋。この初観戦から45年、一緒に相撲を観れる仲間がいることに感謝しつつ、おおいに楽しんできます!
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