早いものであれからもう1年、事あるごとに彼がこの世にいないとしみじみ感じる日々だったなと。何度も書いていることだし、バーのマスターなんていうのはひとに合わせてしゃべるのが仕事だけど(ホントお酒なんて二の次)、いまこの目の前の話題(というにはあまりにも下世話なことばかり)は、彼としゃべりあうのが一番楽しいんやけどなあと思うことが何度も。
ということで一周忌にあたるきょうは彼が眠っている一心寺へ。合祀年度の区切りかた等、このお寺特有のシステムがあるみたいでちょっとややこしいけど、とりあえずは手を合わせて冥福を祈ってくればいいかと思いつつ、晴れ渡った青空のもと天王寺駅からの道のりを歩いた。四天王寺へ向かう反対側の歩道をあるく人波ほどではないけれど、それでもけっこうな数の参拝者。
いつもこのお寺にお参りするときは、谷町筋から国道を通って正門をくぐるのだけど、今回は一本南側、茶臼山公園沿いの街路を歩いてみた。するといつのまにか一心寺がらみの新しめの建物があちらこちらに。なかにはたぶん同寺経営と思われるカフェまであり、さしずめ周辺は“一心寺村”のよう、“さすが一心寺さん、もうかってまんな”と言いたくなるたたずまい。
さらにこれまたいつのまにか、長らくフェンスで囲われ改修工事が続いていた茶臼山公園への入口が開放されていて、おそらく天王寺美術館あたりまで自由に行き来できるようにも。ああ、この開放感は地元天王寺・あべの民にしかわからないなあ、そして案外一番喜んでいるのは、この地をベースにした日々を過ごしたマスターかもなんてことを思ったのでありました。
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