いきなり大音量でおなじみのテーマ曲。この勇壮な先制パンチに圧倒されたのか、このシリーズがたどってきた道のりを思い感慨にふけってしまう。なのでこのときスクリーンではここまでのあらすじ的な文言が宇宙空間の彼方に向かって流れているが、字面は追うものの内容は頭に入ってこない。結局気がついたらすでに本編…。こんなことを毎回くりかえしているような気がする。
監督は「LOOPER ルーパー」を撮ったライアン・ジョンソン。前作から起用されている若手俳優たちにまじってベニチオ・デル・トロやローラ・ダーンといったところも顔を見せている。あとケリー・マリー・トランというファニー・フェイスの東洋系コメディエンヌ(キンタロー。や柳原可奈子の雰囲気)が大抜擢されて、けっこう活躍していたのにはビックリした。
世代的な身びいきが多少あるのかもしれないけど、ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル)の存在感がハンパでない。新シリーズ以降の若手俳優たちとは格段の重みの差、やっぱりカッコいいなと思った。そしてこの作品が遺作となったキャリー・フィッシャー(レイア姫)とのカラミはいかなるものか、あるいは一切ないのか。そのあたりは観てのお楽しみというしかない。
この先どこまで続くかわからないシリーズもの、勝手に物語を収束させるわけにはいかないし、かと言って一編の映画作品として成立させなくてはならない。そんな苦労が見えてくる感触がなきにしもあらず。待ってましたと言いたくなるおなじみのキャラやスター・ウォーズ的美意識に満ちたショットがスクリーンいっぱいにひろがると、やっぱりどこかホッとしてしまいました。
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