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2017年07月21日19:28

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10月の第9回「フランク永井歌コンクール」に 向けて練習に励む前橋チーム

 第9回「フランク永井歌コンクール」は、10月21日(土)に予選、翌22日(日)に決勝が行われる。会場はフランク永井の生誕の地である宮城県大崎市の地元である松山体育館。(文尾に応募要項を記載)
 いつの間にか亜熱帯の灼熱の地になってしまった日本。暑い気候の続く中で、例年多くの参加者がそろって歌コンにエントリーしている前橋チーム(筆者が勝手につけた)が、決勝進出、あわよくば優勝をめざしての猛練習が繰り広げられている。
 練習日の当日に出場予定者と支援者があつまり、およそ5時間通してつぎつぎとマイクを握ってのカラオケ。すでに歌う曲が決まっている方、まだ絞り切れていない方、今年もレアな曲へ挑戦していこうという方。
 確かに休憩なしの5時間となると、息切れしたり、だれてきたりしそうだが、皆さん全員が真剣に励んでいた。フランク永井の誰もが知る曲もあり、カラオケ演奏曲が最近になって追加されて、–過去の歌コンで歌われてこなかったという曲も、さまざまだ。ときおり、デュエット曲も歌われた。
 チームの決勝に残るために練り上げた作戦もあり、詳細は紹介できないが、多彩な参加者の楽しませる個性豊かな才能の披露があって、全員の大爆笑が何度もあった実に楽しい練習風景であった。きっと、歌コン当日はすばらしい練習の成果を出してくれるものと思う。

 さて、こうした前橋チームで大きな求心力を出しているのは品川さんだ。品川さんは歌コンでも決勝進出者に、フランク永井の鉛筆画を副賞で贈呈しているばかりか、当日会場にこられた方々にもさまざまなフランク永井グッズをくださっていることで有名な方だ。
 こればかりではなくここ前橋市でさまざまな福祉活動を展開されていることを知ったので、この機会に少し触れてみたい。正確なことや詳細については筆者にはテーマが大きすぎてできないが、感じたことをあげてみたい。
 基本的このような社会活動に尽力されてきたことが、人の気持ちと心をひきつけていて、その影響力でフランク永井に特化した前橋チームができ、毎回多数の参加者・支援者がこぞって歌コンに行く行動力になっていることだ。
 地域の高齢者のための特別養護老人ホームを含めて、各段階に対応したさまざまな対応も忘れられないが、品川さんの根底にあるのは、おそらく群馬県前橋市の児童養護施設「鐘の鳴る丘少年の家」ではなかろうか。
 そう、1947年から数年続いたNHKラジオドラマ「鐘の鳴る丘」だ。菊田一夫作構成によるもので、戦争孤児という社会問題をとりあげた有名な作品だ。菊田が作詞し古関裕爾が作曲、川田正子が歌った「とんがり帽子」は当時皆口ずさむほど歌われたものだ。映画も作られている。
 日本全国に存在した戦争孤児をみて、当時引き上げてきた品川博氏(写真右下)が胸を痛め、NHKドラマに感銘し、まさにこのとんがり帽子の鐘の鳴る丘・孤児院を作りに至ったのだ。ここは戦争だけでなくさまざまな事情で生活に追い込まれていた子供たちに、どれほど大きな救済の力になったかは、想像するだけでわかるだろう。品川さんは初代園長の意思を受け継いで現在も、この事業を拡充させていっておられるのだ。
 フランク永井がデビューして活躍した時代、日本経済の復興を飾ったその時代にあって、戦争が落し残した孤児という深く大きなテーマを正面から掘り下げた人がいたのだ。
 今年「鐘の鳴る丘少年の家」は創立70周年を迎えた。その施設の入り口に記念する大きな碑が建立された。一貫して尽力されてきた品川さんをはじめとして、この施設で育った方、事業に協賛して支援の手を差しのべた多くの方々の力で建立された。事業の歴史と事業がもたらした影響力がしっかりとその碑に刻まれて、静かにたたずんでいる。

 フランク永井歌コンに挑戦する前橋チームの練習風景とともに、鐘の鳴る丘少年の家から続く大きなうねりを重く感じた。
 品川さんは余暇を利用してフランク永井の鉛筆画を描続けている。品川さんの心意気を称賛する方に神戸の味岡さんがおられる。彼はフランク永井の残したレコードや活躍した当時を思い起こされるさまざまな素材を多数お持ちで、品川さんの鉛筆画とともに「フランク永井前橋展示室」に陳列されている。
 ここを訪れれば、鉛筆画はもとより珍しい関連素材を観ることができる。もちろん、レコードを聴くこともできる。フランク永井の他では聴けないような珍しい曲も、ここでなら聴くことも可能だ。ということで、興味がある方は是非とも訪れてみてほしい。

◆フランク永井鉛筆画前橋展示室
〒371-0231 群馬県前橋市堀越町933
TEL:027-283-2262(はまや気付)
HPアドレス:http://www.wind.sannet.ne.jp/guitar/sab3.html

◆第9回フランク永井歌コンクール応募要項
【予選会】平成29年10月21日(土)午前10時〜
【会場】大崎市松山体育館
【表彰】優勝1名・準優勝1名・第3位1名・特別賞若干名・参加賞出場者全員
【応募方法】フランク永井の曲(オリジナル)を歌唱する方は、どなたでも参加できます。
申込み用紙に歌唱曲名、住所、氏名他を記入し現金書留に参加料、カラオケテープ・CDを添えて事務局まで申込み下さい。(カラオケテープに自分の歌声を吹き込まないで下さい)
【応募期限】平成29年8月31日(木)必着、先着130組になり次第締め切りとさせていただきます。
【参加料】4,000円、デュエット5,000円
【審査選考】
【公開予選会】フランク永井の歌2番までを審査し、30組を決勝大会へ選抜します。
【本選決勝大会】予選会と同じフランク永井の歌2番までを審査します。
【審査員】
白井伸幸先生(ビクター歌謡音楽研究会東京本部特別講師)
大森一夫先生 干葉有一先生(作曲並びに編曲者)
【お問い合わせ】事務室「フランク永井歌コンクール」実行委員会
〒987-1304 宮城県大崎市松山千石字広田30
TEL:090-1492-0438
【受付時間】午後2時から午後5時まで(日・祝日を除く)
【HPアドレス】http://frank-m.org/出場者募集について

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