アルバムでいうとデビュー盤から「KAMAKURA」まで。彼らはきっちり1年1枚のペースで発表していたんやなあといまになって気がつく。最高★★★★★までの評価を加えた全曲徹底分析あり。当時の日本のロックあるいは歌謡曲の状況をふまえた…というか、ぶっちゃけあの時代のさまざまな出来事がよみがえってきて、思わずしみじみとした一冊。
この時期は私にとって高校2年生から社会人1年目まで。まさに彼らの音とともに青春の日々を過ごした…なんて言うのはクサすぎるしそれはちょっとウソ。貸しレコードにそしてカーステに収まるカセットに、周囲にサザン好きは多かったけど、しいて言えば私にとってのこの時期の彼らの音は、ドラマ「ふぞろいな林檎たち」における効果的なBGMとしての印象が強いかも。
著者は1966年生まれ。僭越ながら“大阪の下町の公立高校に通い一浪後私立大学に進む”という点では私と同じ、東京にたいする距離感など共感できる部分も多々あり。ただ5歳の年齢差が、サザンあるいは当時の音楽シーンにたいし微妙な角度の違いを感じさせたりも。さらに厚かましくいうと、桑田佳祐は私より5歳上、つまり私の年齢は著者と桑田佳祐のちょうど真ん中。
それでは巻末で著者がこの時期(著者は"初期”と表現)のサザン・ベストテンを発表しているのにならって、私にとっての同じくこの時期のサザン楽曲ベスト3を記しておきます。
1.C調言葉にご用心
2.思い過ごしも恋のうち
3.女呼んでブギ
まあベタかもしれませんが、彼らとはこういう楽曲を選ぶぐらいの距離感だったということです。たぶんオールタイムで選んでも結局はこの3曲になるかも。さて、みなさんのベスト楽曲はいかがでしょうか?
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