5歳のときにインドで迷子になり、養子としてオーストラリアで育った青年サルーがGoogle Earthを駆使して生みの母親を探す…。これがまたまた感動の実話。本年度アカデミー作品賞ノミネート8本のうちのひとつ。主演には“映画大国インドにイケメン演技派はこいつしかおらんのか”的なデヴ・パテル。監督はこれが長編第1作となるガース・デイヴィス。
5歳時のサルーが広大なインドをさまよい養子として引き取られるまでが前半、ほぼ20年後の豪州メルボルンでの日々が後半、まるで別の監督が撮ったように見えるくらいこのふたつが対照的。というか前半ひとりぼっちで旅をつづける、サルーを演じた子役サニー・パワール君の自然な演技があまりにも素晴らしい!どうしたらあんなに孤独感ただよう表情ができるのだろう。
なので話がちょっと拡散し、ルーニー・マーラが美しすぎる後半はちょっとリアリティがなくなってくる。そしてこの物語のキーとなるGoogleEarth、別に利用しなくてもなんとかなったんではとか、使うんだったらもっと簡単に母の居場所が…なんて思ったりも。ニコール・キッドマンのギャラ捻出のためにGoogle社をスポンサーに…などとゲスの勘ぐりをしてしまうのです。
「実際に子供を産んで育てるより、世界中にいる身寄りのない子供をひきとって育てるほうが世のためになると思った」という養父母の言葉にはいろいろと考えさせられるものあり。実話もののおきまり、実際の映像が最後に流れるのだけど、わかっていても胸にグッとくるものが。場内からはきっちりすすり泣きがいくつも聞こえてきました。
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