京都の夜はまだまだ底冷え。このフライヤーを見ればわかるように本来ならお花見ライブの予定、東福寺のすぐ近くにある盛光院、その美しい庭園に咲きほこる桜を本堂の大広間からながめつつ、アコースティックの響きに耳をかたむけるつもりだったんだけど。残念ながらことしの桜は人見知り、そのぶん熱いライブを楽しんだ一夜ということです。
本堂大広間の正面にしつらえたステージ、そこにはなんとカホンばかりで構成されたドラムセットが。そう、このお寺の住職は工房を立ち上げたカホン職人でもあり、このセットは世界にひとつしかないものだそうな。そしてそれを当然ながら素手で巧みに叩きこなすのはフリッジのリーダー、関西のロック/ブルースシーンを代表するドラマー堀尾哲二さんといったぐあい。
さて、今回のフリッジはオリジナル/カバーほぼ半々でのアコースティック仕様。まず渋いところばかりがならんだカバー曲はこんな感じです。
ラスト・トレイン/アラン・トゥーサン
輝く太陽/スティーヴィー・ワンダー
ライフ・イズ・ア・カーニバル/ザ・バンド
トゥー・オブ・アス/ビートルズ
オンリー・ラヴ・キャン・ブレイク・ユア・ハート/ニール・ヤング
アコ仕様だけにしみじみ系の曲がメインかと思ったオリジナルも、後半に進むにつれてグルーブ感あふれるノリのいい曲が増えてくる。こちらもけっこう盛りあがり、場所が場所だけにこんなに騒いでいいのかなと思うけど、音楽に理解のあるお寺ということでOKなんだろう。「来年は桜の花がしっかり咲いたときやります」とはボーカル酒井ちふみさんの言葉、楽しみにしています。
ログインしてコメントを確認・投稿する