不評・無関心・他人事・茶番…だいたい最初からこうなることはわかっていたけど、とりあえず始まったんだから少しでもながくこの制度が持続してほしいと思う。かって毎週水曜日に“ノー残業デー”なるものが設定されたその初日のこと、おそらく社長直々のお達しがあったのだろう、午後5時をすぎるとひとり勢い込んでオフィスの照明を消してまわった部長がいた。
それから1年も経たないある水曜日、部下に過大なる残業を押しつけてきたのもやはりこの部長。のどもとすぎればというか朝令暮改というか、いかにも企業社会にありそうな話。だからこそ今回はたしかな定着を期待したいけど、たぶんいつのまにか忘れられてしまって、古すぎるたとえながら省エネルックやE電のように懐かしの…みたいな存在になってしまうのではなんて思う。
とは言え、何十年前のことになるかわからないけど、初めて日本の会社に週休二日制が導入されたときも同じようなものだったんじゃないかと想像してみる。おそらく今回同様中央官庁にほど近い大企業から順に定着していったのではないかと思うし。もちろんいまでも完全週休二日とはまったく無縁の企業・職種が数多くあふれていることも事実だけど。
まあ根本的な部分に話を持ってくると、お上にきめてもらわないと休みが取れないこの国の企業風土のほうが問題。海外のひとは日本のカレンダーを見てあまりにも祝日が多いので驚くというけど(個人で取得する休暇と別にこれだけ祝日があると思うってこと)、もうこの風土に関してはそれこそ何十年たってもちっとも変ってなくて、個人的にはもうあきらめ気分なんですけどね。
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