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2017年02月04日14:25

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フランク永井・島津亜矢のコラボ版「おまえに」(YouTube)は良くできている

 BSで放送されている番組「BS日本・こころの歌」でフランク永井の残した名曲「おまえに」が歌われた。
 歌唱はこうした番組で著名なフォレスタ。バス大野隆、バリトン今井俊輔ら3名の男性歌手。別項であらためて紹介したいが「君恋し」も同番組で歌われた。今度の月曜日には「有楽町で逢いましょう」が歌われる。「時代を越えて歌い継ぐ名曲」というシリーズのようである。
 さすがに音楽大学できたえられた歌唱が楽しめる。歌、特に唱歌系の歌のお手本、のどに負担をかけない歌い手の歌い方はこうだ、というような歌い方がわかる。美しいハーモニーの世界に接せる。
 だけど、聴く人の心の持ち方や、好みが大きく関係することなのだが、いわゆる演歌には向いているとはいいがたい。演歌はあまりこうしょうなことに縁遠い民衆が、自分の生活体験のふとしたことに関係づけて歌を聴く。失恋、失望、破滅、願望、希望、身近な幸せの発見などで、ときには焼けっぱちの気持ちなどとかぶさって歌を覚え、歌う。
 だから、壊したらいけないのどをわざわざ潰した「逃げた女房…」や、吠えたり叫んだりと感情むき出しの歌がヒットする。藤圭子のドス、青江三奈のカスレが妙に身近に感じる。フランク永井のささやくように語る歌唱法と一時言われたが、決して学校では教えないであろう歌い方が流行歌にはあう。
 唱歌をきっちり歌う由紀さおり姉妹で、やや声がすなおでない、うすいこぶしがたたよいそうな由紀さおりが人気を得る。演歌のうなりやちゃくりやビブラートやこぶしが、結局は大衆のこころに印象として強く残るようだ。
 「おまえに」については、別項で紹介したこともあるが、カラオケバトルで14歳の安大智くんが歌ったのは印象的だった。少年なのにフランク永井が大好きだというのだ。声いっぱいにきっちり歌うすがたが、初々しくてよかった。
 「おまえに」について、もうひとつすごいというか、さすがというか、素晴らしい歌唱作品について紹介したい。
 それは島津亜矢が昨年NHKBSの「新・にっぽんの歌」で歌ったものだが素晴らしい。筆者的には「おまえに」のカバーではトップといっていいかもしれない。この映像はYouTubeで今でも見れるはず。しかも、作品と紹介したのは、この映像にたいしてなんとフランク永井本人が歌う「おまえに」を2番にはさんで、島津亜矢とのコラボ版にしてアップした方がいるのだ。
 2つの映像をうまくオーバーラップさせて自然につないでいて、思わず拍手をしたほどだ。このように実際の歌手の歌う姿と、亡くなったりしてそこにいない別の歌手の姿を登場させて、見る人にさもいっしょに歌っているようにすることは、ずいぶん前からなされている。紅白でもあったし、最近のライブでもある。
 ということで、フランク永井の「おまえに」が、さまざまな方々に受け継がれ歌われていることを嬉しく思いながら楽しんだ。
 
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