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2017年02月03日15:50

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「ミス・ペレグリンと奇妙なこどもたち」〜まごうかたなきバートン節

ひとによって好みのハッキリわかれるティム・バートンの世界。そのワンダーランドは少年の心をいつまでも持っているのかと問う踏み絵なのかも。今回はチキンハートの少年ジェイクのファンタジックな冒険譚。祖父の遺言にしたがって孤島のお屋敷を訪れた彼は美貌のミス・ぺリグリンそして特殊な能力を持つ奇妙なこどもたちと出会い…。

そう、このこどもたちが持つフリークス的能力が面白く、敵対する相手にかわるがわる得意技を駆使して立ち向かう集団冒険ものならではのセオリーは、ここでもいかんなく発揮されていて痛快このうえなし。そしてこの物語は、ある時点までにある行動をしないと史実を曲げてしまうという、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」的ハラハラ感あるタイムスリップものの要素もあり。

米フロリダ、英ウェールズそして英ブラックプールと舞台は3つに分かれているが、予告編等で全面的に取り上げられているウェールズの古いお屋敷場面よりも、わずか半径数百メートルのあいだで奇怪なバトルが展開するブラックプール遊園地のシーンに、よりティム・バートンらしいキッチュな遊び心を感じ、できたらその部分をもっとふくらましてほしかったと思う。

奇妙ではないまともなこどもたち〜すなわちお子様向け作品という要素もある以上、主人公ジェイクはすぐれた勇気を持つ立派な少年となってこの冒険譚を閉じなければならない。そこのところはまったく問題なし、オープニングとフィナーレの彼の顔つきがあまりにも違いすぎて思わず苦笑してしまうほど、めでたしめでたしの物語でありました。

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