たぶん10年ぐらいまえのことになると思うけど、25歳以下の幕内力士が横綱朝青龍を筆頭にほとんど外国出身力士ばかりで占められていた時期があって、これはこのまま年月を重ねて世代交代を続けたらエラいことなるなあとちょっと角界の将来を不安に思いました。そしてそのときただひとりの25歳以下日本出身幕内力士というのが、入幕したばかりの稀勢の里だったのです。
なので大相撲の将来はある意味この新鋭にかかっているなと。まあ十両・幕内の昇進ともに貴乃花に次ぐ2番目の若年記録を達成しているホープ、ふつうに行けば大関・横綱はそう遠くないなと思っていたのですが…。まあおそらく日本中の相撲ファンが同じような過度な期待を彼にいだいて、見えないプレッシャーをあたえ続けていたんでしょう。
日本出身力士、新横綱ということでは19年ぶりながら、番付に名前が載っていたという意味では貴乃花引退の場所まで、つまり15年ぶりということに。引退会見をしたときの貴乃花は30歳と5か月、そしてきょう横綱としての日々がスタートしたばかりの稀勢の里はいま30歳6か月と、なんともうまくできた話、二所ノ関一門の時空をこえたバトンタッチと言えばいいのでしょうか。
30歳6か月での昇進、正直なところ長命な横綱人生を稀勢の里に期待するのはちょっと酷なのかも。まあ記録より記憶、持久力より瞬発力に期待したいところですね。そういえば日本出身力士の横綱同士による取組となると、もう四半世紀はお目にかかっていないはず。はたしてこの次はいつになることやら、若手力士のさらなる精進を願うところです。
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