19年ぶり日本出身力士の新横綱が誕生ということが話題になっているけれど、稀勢の里が中卒後すぐに相撲部屋の門を叩いた、いわゆる“たたきあげ”であるということにも注目したい。つまり彼は、外国出身力士が席巻する前には一大勢力だった学生相撲の出身ではなく、さらにツッコめば有名力士の息子、すなわち二世力士でもないということ。
つまり昭和の時代であれば、それがごくごくあたりまえのことだった“日本の片隅にいたガタイの大きな男の子が鍛え上げられ横綱にまで昇りつめた”という古典的なストーリーがひさびさに体現し、そこにもってきて朴訥で無口、昭和の男を思わせる稀勢の里自身のキャラが加味されたことが、今回の昇進が日本中で歓迎されている大きな理由だと思う。
彼の横綱推挙に関してはもちろん何の異存もないけれど、まだ場所中にもかかわらず相撲協会が示し続けたフライング的な対応は、あいかわらず脇が甘いというか問題だったと思う。スポークスマン的存在だった二所ノ関審判部長(元若嶋津)が稀勢の里と同じ一門の長だけに、甘々のコメントを連発してマスコミを誘導していったと疑われても仕方ない。
まあそれはともかく、この春場所は新横綱をふくめひさびさに4横綱がそろうことに。若・貴・曙・武蔵丸以来17年ぶりだとか。白鵬・日馬富士・鶴竜の巻きかえしは見逃せないし、若手の台頭そして地元出身・宇良の新入幕なんていう楽しみもある。きのう終わったばかりなのに、もう3月の大阪が待ちきれない。まさに春よ来い、早く来いの心境であります!
【…ということで、ことしの春場所観戦ツアーは近年最高の盛りあがりを見せるタイミングになってしまったなと。しかも昨年の反省をふまえてチケットが獲りやすい初日に予定してるんだけど、これが稀勢の里(本場所での)初めての横綱土俵入りの日になるとは。まあとりあえず観戦ツアー詳細はきょうあすにもしかるべきところに告知しますのでよろしくお願いします!】
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