mixiユーザー(id:2399973)

2016年10月03日16:00

383 view

「SCOOP!」〜ちょっとピンぼけ

幕開け早々“いつもとは違う福山雅治”にしばらくつきあわされる。フリーのカメラマン都城静それは中年パパラッチ、“初の汚れ役”というのをウリにしているけど、正直汚れ役というほどではないと思う。まもなく助手行川野火役の二階堂ふみ登場、ああ“初めのうちは反目しあっているが、やがてふたりの距離は…”という、これは古典的恋愛もののパターンなのかとすぐわかる。

静と野火(徐々にプロ意識にめざめてくる様が上手い)、ふたりの距離感を楽しむと同時に、脇を固めている吉田羊&滝藤賢一(編集者)やリリー・フランキー(ヤク中タレコミ屋)のなりきりぶりも見どころ。後半にすすむにつれ、彼らそれぞれが静の過去といろいろな形で時間を共有していたと徐々にわかり、物語の深みはぐっと増してくる。

大根仁監督作品はあいかわらず情報量が豊富。なにげなく街並みを撮っていても、それがどこであるかとわかるようさりげないサインがアングルの片隅に用意されている。「週刊少年ジャンプ」の世界を描いた昨年の傑作『バクマン。』に続き、今回も写真週刊誌編集部そして会議の場面が妙にリアルで楽しい。監督はいまや“出版・マスコミ”もの作品の筆頭と言っていいかも。

しかしこう言ってはミもフタもないけど、20年前あたりならともかく、写真週刊誌が発行部数を減らしているいまこのときに、なんでまたパパラッチものなのかと思ってしまう。30年以上前の映画脚本が原作だとは理解しているし、退潮期にある紙の媒体復興の起爆剤にしたいという気持ちが制作陣のなかにあるのかもしれないけれど。そのあたりにちょっとズレを感じました。
16 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2016年10月>
日 月 火 水 木 金 土
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031