幕が上がってしばらく、「カサブランカ・ダンディ」が6曲目。おきまりの水噴き、往年のように鋭く勢いよく高いところまでしぶきが上がらない。こうなったら質より量とばかり、これでもかと何度も噴くジュリー。そして間髪入れずにお次はソロ・デビュー曲「君をのせて」。いつ聴いてもしみじみするこのメロディ、やっぱり名曲です。
もちろん最近の曲も素晴らしい大人のロック。このところはバンドメンバー4人にそれぞれ曲を書かせて、ジュリー自身がそれらすべてに詞を乗せ、4曲入りのMaxiシングルとして年に一度のリリースというルーティーン。詞にこめた痛烈な社会的メッセージが引き起こすひと悶着を回避するためなのか、ほぼインディーズに近いところからのリリースだ。
でもやっぱりみんなが聴きたいのは往年のヒット曲。誰もがイントロだけですぐキャーと反応。最初の2曲のほかにもじっくりと「渚のラブレター」、やっぱり盛り上がる「TOKIO」、アンコール前が「ヤマトより愛をこめて」、アンコールは「サムライ」「コバルトの季節の中で」「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」の3連発。以前のことを思うと、ヒット曲熱唱の比重はぐっと増えている。
生ジュリーに接するのは3年ぶり。少しずつ音域が狭くなっていることは否定できず、この夜も中盤あたりで声の調子がおかしくなり、ご本人お得意の自虐的MCのネタとなっていた。なんでも来年が芸能生活節目の50周年、そして再来年には70歳、古希を迎えるということで、何か大きいことをやるとのこと、楽しみにしています。いっそサマソニに出てくれないかな。
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