嫁ハンの叔母が金曜日の早朝に亡くなり、きのうはその葬儀参列のため一日奈良ヘ。女性特有のガンと長らく闘っていた叔母は私よりひと回り年上だから、ことしまだ66歳という早すぎる旅立ち。彼女は四人姉妹の下から2番目、末っ子のかたは52歳のときに亡くなっていて「なんでウチは(年)下からなんやろう」と、残されたお姉様70代おふたりは嘆かれていた。
葬儀会場から式全体の流れ、そしてそれらすべてを取り仕切る葬儀屋の担当女性、さらに会席料理の中身まで、この7月の義父の葬儀や四十九日法要とそっくり同じ。違うのは菩提寺からやってきた僧侶ぐらいだったから、同じことをほぼ同じ顔ぶれの参列者と粛々とくりかえすのは奇妙な感覚にとらわれ、こういうリピーターというのもなんだかつらいなあと思ったり。
僧侶が読経を詠ったり法話を説いたりしているとき以外の時間には、ずっと加藤登紀子の歌声が場内に流れていた。叔母が一番好きだった歌い手が彼女とのこと。ユースケ・サンタマリア似のひとり息子が編集した音源だという。加藤登紀子の代表曲の数々は、こういう状況では実にしみじみと響いて、いい曲が多いなあとあらためて思った次第。
そして叔母は熱心な阪神タイガースのファンだったと。なかでも金本と矢野が大のお気に入りだったという。もう少しがんばってあの世からのお呼びをしりぞけることができていたら、彼らがベンチで指揮を執るタイガースを応援できたのにと残念至極。せめて一周忌のさいには、霊前にタイガース優勝の報告をしたいと思った小春日和の野辺送りでした。
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