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2015年10月04日17:14

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ビクターから「フランクのクリスマス」(1959:EV-123)が11月に異例の復刻リリース

 レコード店からの「CD予約受付」の連絡やフランク永井のファン仲間からの情報連絡などが相次いだ。それはフランク永井が1959年11月(S34)年にリリースされたドーナツ盤レコード、コンパクト・ダブル(サイズはEPと同じだが4曲入り)を、ビクターからでるというのだ。
 このレコードについては先に廃盤された名盤の復刻を手掛けているMEG-CD(ミュージック・グリッド社)からリリースが発表されたと述べたばかりであった。
 いよいよ今月18日にフランク永井の生誕地である宮城県大崎市松山で「第7回フランク永井歌コンクール」が開かれるが、このイベントを相次いで大きく支援するすばらしいニュースといえる。「ザ・カバーズ〜魅惑の低音 再び」の今月のリリースについても報じられたばかりでるだけに、ファンにとってはうれしい。
 「フランクのクリスマス」は、世界的にポピュラーで無数の歌手によってうたわれている有名曲

 「ブルー・クリスマス」
 「ジングルベル」
 「きよしこの夜」
 「サンタクロースがやってくる」

の4曲をおさめている。当時の技術的な制限からモノラル音で、フランク永井のために新たな訳詞がつけられている。ポピュラーソングの日本語訳で第一人者であった井田誠一が訳した。そのために、広く知られている歌詞とやや異なるニュアンスがあるが、それだけにオリジナル性と新鮮さが感じられるものになっている。そして、後に「君恋し」の編曲でその手腕が広く認められた寺岡真三が編曲したものだ。当然にフランク永井も寺岡もジャズの騎手だけに、十分に意識されたものにしあがっている。
 さらにバックコーラスに「スリー・グレーセス」が参加してている。演奏は南部三郎クインテッドによる。
 先にも触れたがこの音はモノラルなのだが、どうもビクターはすかさずにハイレゾ音源化して配信するとのコメントもだされている。そうとうに気合の入った企画であることがわかる。モノラルのハイレゾ化というのはなかなか想像できないのだが、おそらく時代の流れのなかでの需要にたいして、十分に応えられる技術的な自身もあるものと思える。
 「フランクのクリスマス」のジャケットをみると、タキシード姿の若いフランク永井がカラーで出ている。この写真の元はレコード会社各社がこぞって連携したマルベル同のプロオマイドのなかのメインで押されたモノクロの一枚ではないか。これにきれいにフラッシングによるカラー化をほどこしたもののように思える。こうした技術でカラー化して使うことは時代的によくあったことだが、今では妙に珍しい。
 年末になれば、信者でなくともクリスマスの雰囲気を味わうことを楽しみにするのが日本の様相だ。フランク永井の歌でなくとも聴きなれたクリスマスソングがあふれる。そのような中で、いい雰囲気を盛り上げて、じっくりと「聴き比べ」をしてみるのもオツではないか。

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