自宅近くの文の里商店街にある「久保書店」が今月いっぱいで閉店するという。年配のご夫婦が経営されてたから、おそらく数十年の歴史に幕というところだろう。すこしまえに電通がらみで商店街各店が宣伝ポスターを作成したとき、このお店のキャッチコピーが《街の名前が「文の里」やのに本屋がつぶれたらあかんやろー?》だったのがいまとなってはなんともせつない。
でもこの書店のことをどうのこうの言う資格はこちらにはない。このお店で書籍や雑誌を購入した記憶はぜんぜんないとはいえないけど、たぶん15年で数えるほど。かって昭和町交差点にあった「おおさきや書店」同様、ほとんど“立ち読み需要”としてのスペースだったからだ。閉店するときに嘆くんだったら、ふだんからもっと買っておけよ、ってことですね。
そういえばこれもまた近くにある桃山学院高校にかってお勤めだったかたに聞いた話なんだけど、以前は参考書や問題集の購入先を、「久保書店」と「おおさきや書店」にバランスよくふりわけていたんだそうな。いかにも長い歴史に根ざしたそして地域に密着した話だと思って感心した。いまはどうなんだろう、経済効率だけ考えて大手からの一括購入てなことになってるのかも。
先日日記に書いた梅田「蔦屋書店」オープンのような華々しい話題の陰でまたひとつ…なんて綴るのはよくありがちな新米記者の書くクサい新聞記事みたいだけど、「蔦屋書店」のあのゴージャスなスタイルだって書店文化最後のあがきにみえてしかたない…なんてことを日々「BOOK OFF」通いしている身がエラそうに言えないしなあ。
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