大都市大阪市民すべての命運と、いちメジャー帰り選手の去就を同列に論じるのは、とんでもなく強引かつ不遜な話かもしれないけれど、このほどレンジャーズから戦力外通告をうけた藤川球児を阪神タイガースが獲得することの是非に関して、こちら阪神ファンが感じる心持ちは、なにやら先日の住民投票を前にしたときの感触に似ているのであります。
藤川獲得にたいする賛成・反対両派の意見が、大阪都構想にたいする両派のそれとどことなく似通っているから面白い。たとえば都構想賛成派の意見に「現状では破綻寸前の市政だから、思い切っていじったほうがいい」というのがありましたが、この“市政”の部分を“投手陣”、“いじる”を“獲得する”とおきかえてみればなんとなく通じてくるから不思議なもの。
いっぽう都構想反対派の意見に「長いスパンで見れば急変はかえって後退するだけ、現状のままでじゅうぶん改良・前進可能」というのがありました。これまた現在の投手陣編成にあてはまりますね。こうなればいっそのこと藤川獲得も阪神ファンの投票結果にしたがってみてはどうかなんて思ったりします。結果はどちらにころんでもやっぱり僅差の争いでしょうけど。
そして私はまたもや「反対」票を投じるのであります。理由はすでに語られているように、やっぱり戦力的にも興行的にもしょせん場当たり的な獲得、一時しのぎのものとしか思えません。まして先発転向の話などまったく不可解です。…などと書いていたらどうやら阪神球団は獲得の方針を固めたというニュースがいま入ってきました。う〜ん、やっぱりわけのわからん球団や!
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