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2015年05月16日14:35

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CS放送「煌く日本の歌手〜わが心の演歌〜#10フランク永井篇」を観る

 今年の3月13日(金)の夕刻に、CS-歌謡ポップスチャンネルで「煌く日本の歌手〜わが心の演歌〜#10フランク永井篇」が放送された。この番組はその環境がないと視聴できないので、残念ながらそのときには観ることができなかったのだが、熱心なフランク永井ファンの方でいつも有益なホット情報を寄せてくださるRさんが貴重な録画を見せてくださった。
 フランク永井の舞台での映像を期待していたのに情景イメージ映像を背景に曲がながれるだけ、と悔しがる声もあったのだが、どうもこの番組は往年の大スター美空ひばり、北島三郎、藤山一郎、藤圭子、村田英雄、石原裕次郎、島倉千代子、三橋美智也、ちあきなおみ、フランク永井、西田佐知子、春日八郎の12名について、同様の形式で紹介しているようである。
 今月もまだ続いているようなので、環境のととのっている方はご覧になっていると思う。
 フランク永井については、ちょうど春で桜の花いっぱいの大阪を中心に、みどころの観光地映像が歌にのって、つぎつぎと紹介された。

 こいさんのラブ・コール/有楽町で逢いましょう/夜霧に消えたチャコ
 君恋し/大阪ぐらし/大阪ろまん/おまえに

 この7曲、初期のレコードを聴くことができた。例えば有名な代表曲である「有楽町で逢いましょう」は、1957年のモノラル版リリースだが、ステレオ化の時代となり1962年に吉田正自らの編曲でステレオ版がでている。この版を用いることが多いのだが、流れたのは初期の佐野鋤編曲版である。
 ちなにみ「おまえに」の場合は、初期の録音は1966年「大阪ろまん」のB面である。その後、1972年にA面で再録音してリリースしており、さらに1977年と3回出している。1回目とその後では歌い方を変えた部分がある。この「おまえに」は、テレビ・ラジオで流れるのは基本的に最後の1977年のものだ。3回目のメロディーというか歌がフランク永井の「おまえに」として定着している。
 これは別項で紹介した春発売のCD「もっとフランク!」は、初期リリース盤にこだわって編成された収録曲だが、ここでも「おまえに」だけは1977年版が用いられている。
 番組の話に戻るが、ナレーションなどの音声はなく、フランク永井については略歴を3枚の静止画文字画像で紹介している。
 全編ヒット曲を順に流している。フランク永井の歌については、歌に集中して聴くというのではなく、BGMのように何かをしながら、聴くでもなく勝手に裏で流れているという「聴き方」が似合っていて、ひとつの有効なあり方と思っている。その意味ではそれなりにこの構成はありかなと。
 このシリーズで取り上げられているという歌手では、北島三郎、ちあきなおみ、西田佐知子を除いて皆亡くなっているが、フランク永井についてもすでに舞台を降りてから30年経過してもなおかつこうした番組がつくられるのは、それだけに同時代を過ごしてきた人々に深い印象を残したものだと感じる。先日由紀さおりが言ったことだと、武田鉄也が紹介していたが「昭和の歌謡曲をなめるんじゃない! 当時は作詞家、作曲家、そして編曲家、歌手が命をこめてつくっていたのだ…」が、思い起こさせる。
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