mixiユーザー(id:2399973)

2015年04月12日16:00

473 view

「マジック・イン・ムーンライト」〜1920年代、避暑地の恋

今回のウディ・アレンは一見ストレートのようでいて手元にきてちょっと曲がる変化球。「ブルージャスミン」「ミッドナイト・イン・パリ」といった最近の秀作とくらべると、万人受けからやや離れ、おそらく観る側を選んでしまう一本なんてことになるかも。1920年代、南フランスの避暑地を舞台にした有名マジシャンと若き霊媒師女性のひと夏の恋物語。主演はこのところウディ作品の常連、皮肉に満ちたセリフを言わせたら天下一品コリン・ファースそしてエマ・ストーン。

そう、ウディの新たなミューズはエマ・ストーン。ついこないだ「バードマン」で奔放な娘役を演じ、オスカー助演女優賞にノミネートされたばかりの彼女がこんどは1920年代のサイキッカーときた。「アメイジング・スパイダーマン」シリーズで出会ったあの娘がここまで多彩な役をこなせる素敵な女優になるとは。20年代のフラッパー的装いも似合い、その大きな瞳から放つ輝きこそがこの映画タイトルなのかもなんてこれこそウディ・マジック。

主役ふたりの機知と諧謔と皮肉に満ちたセリフのやりとりを堪能するのが、この作品最大の見どころだろうとは思うけど、それだったら舞台劇のほうがふさわしいのではなんて考えてみたり。さしたる伏線やサイドストーリーもなく、いつもの作品なら鋭い光を放つ脇役が脇役のままだったのは残念。ことし80歳に届くというのに毎年確実に作品をものにしている“ハイアベレージヒッター”ウディ・アレン、ひさしぶりのポテン・ヒットというところでした。
20 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年04月>
日 月 火 水 木 金 土
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930