スティーヴン・ホーキング博士の物語。彼を演じたエディ・レッドメインはアカデミー最優秀主演男優賞を獲得。オスカーって実話ものか難病ものが強いとずっと前から言われてて、この作品は双方の要素をわかりやすく兼ね備えていて…。お、やっぱり獲りやがったなと思いつつこの物語にふれたら…たしかにこの演技は迫真ですわ、たしかに最優秀獲りますわ。
いや、マジで最後のほうはホーキング博士自身が演じてるんではないかと思いましたもん。そう思わせるってこと自体、エディ・レッドメインの演技にパワーがあるってこと。彼って最近の英国若手男優ブームに名を連ねる33歳、これからも硬軟重軽いろんな役柄をこなせそうで楽しみ、すぐにでもハリウッドの大物たちとカラませてみたいひとりです。
そしてこの物語は単に夫婦の崇高なラブ&ヒューマン・ストーリーに終わってません。事実だからしょうがないと言えばそれまでだけど、これが生身の人間だとばかり、この夫婦それぞれにこころが揺らぐ他者の存在も用意されています。日本映画におけるこの手の作品なら、おそらく無視してしまう部分なのではと思うのですが。
とはいえ彼の妻ジェーン(フェシリティ・ジョーンズ〜「アメイジング・スパイダーマン2」に出てたらしいがあまり記憶なし)はじめ、彼をとりまく人生の先輩そして同僚たちの、彼に向けられた愛あふれる眼差しには心揺さぶられずにはおれません。そういえばこの作品、今回のアカデミー作品賞ノミネート8作のなかで、唯一のラブ・ストーリーなのでした。
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