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2014年12月21日17:00

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【2014 今年の3本(+7) 日本映画】

◎小さいおうち (山田洋次監督)
こういうちょっと苦い山田洋次もたまにはいいなと思ったり。日本が戦争に突入していくころの山の手のモダンな暮らし、やがてそれは物質的にも精神的にもほころびを見せてきて…。あとやっぱりこの作品は黒木華の存在が出色。のちのち若いころの彼女を観たと、自慢げにいろいろ語れるような大女優になってほしいと願うばかりです。

◎渇き。 (中島哲也監督)
前半の執拗なまでのたたみかけかたがいかにも中島ワールド。好き嫌いはともかく圧倒されたまま話は進む。役所広司の演技も役者冥利に尽きるなどというレベルを超えたすさまじさ。そして娘役小松奈菜のたいして演技してないような感じが対照的に浮き彫りにされて…。「日本映画はここまできた」という陳腐な表現を使いたくなる力作です。

◎紙の月 (吉田大八監督)
前作でもそうだったけど、風と空気そして冷やかさを撮らせたら実に巧い監督ですね。もちろん宮沢りえの素晴らしさを一番に挙げるべき作品だけど、脇を固めた俳優陣とくに小林聡美のリアルな感じ、そして時代設定というか頃合いのよさや銀行のシステムにも興味を持った作品。とにもかくにも宮沢りえにはもっと映画に出てくれとエールを送っておきましょう。

以上今回も公開順。そして残り7本、これまた公開順。

・ぼくたちの家族
・そこのみて光輝く
・私の男
・ホットロード
・舞妓はレディ
・0.5ミリ
・バンクーバーの朝日

あと、せっかくなので個人賞挙げておきます。

主演男優賞:役所広司 「渇き。」
主演女優賞:安藤サクラ 「0.5ミリ」
助演男優賞:池松壮亮 「紙の月」「ぼくたちの家族」他
助演女優賞:小林聡美 「紙の月」
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