あとに続いた各局選挙特番が苦々しいものばかりだったから、よけいに「THE MANZAI 2014」の優勝者、博多華丸・大吉をすがすがしく思った。たとえは古いけど、ニューウェイヴひしめくなかのダイアー・ストレイツのような趣きを昨夜の彼らには感じた。ビートたけしは“老舗の味”と言ってたけど、たしかに他の連中とは格が違いました。
現在の「THE MANZAI」になってからは初めてしっかり見た。正直M-1のときのような熱気には程遠かったけど、やっぱりナマ番組ならではの緊迫感があって面白い。お笑い番組そのものをじっくり見るのが久しぶりだから、初めて見るコンビにたいしては先輩コンビの影響ばかりを粗探ししてしまう。あれはナイツの二番煎じとか、あのキャラはオードリー路線の踏襲だとか。
優勝者は別にして、関西勢より関東のコンビのほうがずっと元気があって面白いと思った。2丁拳銃やダイアンにたいしては中途半端な古くささを感じた。すいません、関西のコンビにたいしてはどうしても点が辛くなるのです。ふだんの我々のしゃべりの延長をそこに見てしまうから。関東の笑いはテレビの向こうのエンタメという刷り込みが優先してしまうのです。
しかし司会のナイナイと同期のコンビが優勝者というシステムはどうにかならないかと思う。やっぱり若手の登竜門たるイベントというわけにはいかないものだろうか。まあこれにはいろいろ意見があるだろうし、もちろん華丸・大吉には最大の拍手を贈るべきだけど。直後の選挙結果とくらべるにつけ、同じ“圧勝”でもこちらの気分には天と地ほどの開きを感じた夜でした。
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