第3土曜恒例「ポップス出前寄席」はめずらしく9時きっかりに終了。その時点でまだ7回裏。いまからダッシュで帰宅すれば歓喜の瞬間にはまちがいなくテレビの前。私はみなさんへのあいさつもそこそこにひとり先に「喫茶日本一」を飛びだした。そこからたった2駅のところに住んでいることの幸せをいまさらのようにかみしめながら…。
その瞬間はひとりテレビの前。やっぱりこういうときは誰にも邪魔されずじっくりと喜びを味わいたい。虎キチ居酒屋で叫ぶなんてのはもってのほか、ライトスタンドで騒ぐのもちょっと気後れするだろうし。試合経過はスマホで見ていたから勝利はとっくに確信、この展開だと試合時間は長くなるだろうから、そのぶん自宅でゲームセットを味わえる確率が高くなるなとにらんでいた。
それにしても信じられないこの展開と結末。阪神ファンにとって最も幸せな一週間。いや、阪神タイガース80年近くの歴史のなかでおそらく最強の戦いをくりひろげた一週間だったのでは。そして長いプロ野球の歴史のなかで、阪神と巨人が何試合もガチで戦うことじたい初めてのことだったのに、ひとつも負けることなく4つも勝ってしまうとは。
おそらくこの2014年終盤の展開はいつまでも阪神ファンのあいだで語り継がれることになるのでは。あのバックスクリーン3連発のように。まだ夢をみているようなこの心地よさそしてきょうの秋空のような爽快感。野球の神さまは時としてとんでもない贈り物をとどけてくれるのです。こんなことがあるから阪神ファンをやめられないし、野球ファンをやめられないのです。
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