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2014年10月14日16:40

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浅野ゆう子×高橋惠子「疑惑」@京都南座

松本清張原作のサスペンス。野村芳太郎監督の映画作品を初め、もう何度もテレビドラマ化されているのでストーリーはおなじみのはず。舞台化は今回が初めてだという前科4犯の女と女性弁護士の執念深き闘い、そして彼女たちにほんろうされる男たち。“南座ミステリー劇場”というキャッチコピーが添えられているように、全体的には2時間サスペンスドラマの肌合い、ちょっとベタというか下世話というか、誰にもわかりやすい演出でした。

時代設定のせいもあるけれど、浅野ゆう子はいきなりワンレン・ボディコン姿。現在54歳、まだまだイケるわよ、てな感じの登場。一方、高橋惠子は弁護士という役柄のせいもあって逆に最初はちょっとイケてない女性。このふたりが最後まで火花。競馬にたとえれば浅野ゆう子は最初からムチを入れっぱなしで話をぐいぐいとリード、後半に進むにしたがって足をタメた高橋惠子が一気に追い込み、最後はハナの差決着という感じでしょうか。

二階建てセットや照明効果を上手く活用しながら、場面転換もけっこう矢継ぎ早で小気味よく、メリハリのよく効いたテンポのいいお芝居だったような気がします。原田龍二・モロ師岡というところがワキを固めるも、特記したいのは関西芸人代表なだぎ武。髪をオールバックにしたヒモ役が見事にハマってました。でもやっぱり日本を代表する二大女優による鬼気迫るセリフのやりとり、これこそがこの名作舞台化の最大の魅力だと思います。
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