しかし野球映画というのはどうしていつもこんなに面白いのだろう。だいたい結末ってわかるじゃないですか。それでもやっぱりハラハラしてしまうんですよね。野球という競技の持つ“間”みたいなものが作品を魅力的にするのでしょうか。11億人も住む国だからスゴイ奴がいるにちがいないと、インドまで出かけて人材発掘をするスポーツ・エージェントの物語。
前半の舞台はインド各地、後半はアメリカ西海岸。つまり前半はエージェントがインドでのスカウト行脚に苦心の日々、後半はインド人投手たちが先進国アメリカでの生活にとまどう日々。この文化的ギャップの対比が面白い。そしてこれがすべて実話だというのだから驚き。エンドロールで実在のモデル各氏のフォトや映像が流れるのですがホントそっくりそのままです。
主演のジョン・ハムはテレビドラマ中心に出ていたひと。いかにもヤリ手エージェントという感じの骨太キャラ。クセのある老スカウトにアラン・アーキン。インド人投手ふたりは「ライフ・オブ・パイ」の主人公と「スラムドッグ$ミリオネア」の出演者。昨年の「きっと、うまくいく」もしかり、インドの若いニーチャンたちが活躍するとなんだかスクリーンがハジけるような気がするよなあ。
俳優のネームバリューで集客ってわけにはいかない作品だから、それほど話題にはなってないけど、ディズニー製作だけに大きな破綻やヘンに凝った部分もなく、最後まであきることなく楽しく見れると思います。フライト中の機内上映なんかにはうってつけ、変化球ばかりと思ってたら、けっこう力のあるストレートが来た、そんな投手に出会った感じの作品です。
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