あべのアポロシネマ・公開初日・第1回上映・スクリーン7定員212名・50名程度の入り・その7割が私より年上…。クリント・イーストウッド監督の作品でなければ、ザ・フォー・シーズンズの足跡を描いた映画なんてあべので観ることもなかっただろう。各媒体におけるプレビューも、いかに彼らが偉大な存在だったかという入門基礎講座から始まってるし。
やっぱりなじみの曲が流れだすとワクワク。お気に入りの曲になると鳥肌。ステージアクションがやたらカッコいい。こんなに動きのあるバンドだったっけ。栄光そして確執、あまり知られていないダークな部分もけっこう赤裸々に描きつつ、1990年「ロックの殿堂」入りした初老の彼らを見せて物語をシメる(私が彼らのステージをロンドンで観たのはさらにその4年後ってことか!)。
“ボーイズ”を演じた俳優陣にあまりなじみはなかったけど、やっぱり作品全体を引きしめているのがマフィアのボス役クリストファー・ウォーケン。ぬ〜っと立ってるだけで周囲が緊張するその存在感、すぐにでも北野映画に出てほしい。彼とザ・フォー・シーズンズの曲といえばどうしても思い出すのは「ディア・ハンター」、この確信犯的キャスティング。
ミュージカル映画の定番的フィナーレ(こないだの「舞妓はレディ」もほぼ同じ演出)をもっと長く観ていたかった気もする。アンコール的にヒット曲メドレーなんてやってくれたら最高だったのに。まあそのあたりは、これはあくまでも映画ですというイーストウッド監督の意思表示かも。けどやっぱりミュージカル版が観たくなってきたなあ。来日公演ムリでしょうか。
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