mixiユーザー(id:2399973)

2014年09月16日14:50

107 view

「舞妓はレディ」〜近くて遠い京都

オマージュといえば聞こえが良すぎるような気がするし、かといって元ネタと言い切るのはいくらなんでも周防監督に失礼。タイトルを拝借した米名作ミュージカル映画はずいぶん前に一度観たきりなので、“地方訛りのある女の子を言語学の教授が一人前のレディに仕立てる”というメインストーリー以外に小ネタが引用されていたとしても、それにはまったく気がつかないまま。

「舞妓はレディ」、舞台となった京都の花街は浮世離れした独特の世界。京阪電車なら小一時間で行けるところにあるとは思えない遠い遠い異空間。そこへさらにミュージカル仕立てという非現実な設定が加味される。もうここまでくると何が起きてもすべてを許してしまう。登場人物がいきなり歌って踊り始めたら、こちらはすっかり幸せな気分になる。

主役の上白石萌音(かみしらいしもね)は16歳。地方から出てきた女の子役がやたらとハマる真っ白なままのキャラだけど、これからどんな色がついていくのか楽しみ半分・不安半分。長谷川博己はあいかわらずアンジャッシュの渡部健に見えてしかたない。草刈民代(きっちり特別扱いあり)・竹中直人・渡辺えりといった周防組はしっかり脇をかためておりました。

全体的にながめると主人公が一人前の舞妓に仕立て上げられるプロセスよりも、花街ことば入門編に比重が置かれているような作品。そしてクライマックスに向かってのドタバタ・ドキドキ・ハラハラはいっさいないから、かっての周防作品「シコふんじゃった。」や「Shall We ダンス?」で味わったようなカタルシスは控えめ。ミュージカル部分以外は実にはんなりとした映画どすえ。
18 9

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2014年09月>
日 月 火 水 木 金 土
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930