この話は3年前にも書いたけど、追悼の意をこめてもう一度。1970年代中ごろ、中学生の私は洋楽好きであると同時に相撲好きでもあった(まあいまでもそうだけど)。厳密にいうと相撲のほうが洋楽より5年ぐらい先に好きになってます。でも欧米の先進的な音楽と日本の伝統的スポーツ、けっしてこのふたつは相いれないものと思っていた。
魁傑がクイーンとならんで写っている!来日中のクイーンが春場所を観戦し支度部屋を訪れたという「FMレコパル」グラビアページの記事はマジで嬉しかった。こんなこと絶対ありえないと思っていたから。そして緊張の面持ちを浮かべているのは魁傑よりむしろクイーンの4人のほうだった。あの押しの強いキャラのフレディも力士の前ではおとなしく小さく見えた。
今回この写真をネットで見つけてきたんだけど、ここでは左端に立つ魁傑より同じ花籠部屋の荒勢のほうが堂々と仁王立ちしている。私がずっと抱えてきた記憶のなかでは魁傑のほうが目立ってたはずだし、そもそもモノクロ写真だったような気がするんだけど…。おそらくこの一枚は「FMレコパル」つまり小学館とは別の取材によるものかもしれないな。
のちのちちょっぴり軽薄なTVタレントになる荒勢と、理事長に推されるまではずっと相撲協会を地道に支えてきた魁傑。そのありかたの違いがこの1枚の写真によくあらわれているというのは言いすぎでしょうか。でもその荒勢も数年前に亡くなっていて、フレディを合わせるとこの6人のうち3人がすでにあの世へということか…。ともあれ名大関・魁傑関、安らかにお眠りください。
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