この手の自然観察ドキュメンタリー作品って、何年かに一度かならず公開されてますよね。「ディープ・ブルー」「アース」…たいがい撮影に何時間かけました、何万フィートのフィルムを消費しましたとかを売り文句にしている英国BBC制作作品ってことですが。そして今回「ネイチャー」のウリは3D映像ってことでこれはまあ必然の流れ。ご家族で楽しみましょうということでGWの公開。ナレーションは滝川クリステルのおもてなし。
やっぱり迫力あります、3D。こちらに向かって駆けてくる野性動物の集団。深海で群れをなし回遊する鮮やかな色彩の魚たち、何かにおびえていっせいに飛び立つ鳥の群れ、そしてなにげない水しぶきまでが美しく目の前に。ふだんこの手の作品になじみのないこちらはとても新鮮で楽しめました。さて、感性はともかく技術に関しては世界一の水準を誇るNHK制作の教養TV番組に慣らされているかたにとってはどう映るのか、気になるところです。
何万年という時の流れを重ねてきた雄大な自然のまえで、たかが数年おきという小さな単位でおりおりの最新技術を駆使し、それを誇らしげにしている人間という動物。それっていかにちっぽけなものか…というまとめかたはとても陳腐でイージーではずかしささえ覚えてしまいます。でも人間というのは懲りない動物でもあるのです。数年後にはまたもや最新技術を駆使した新作が登場することだけは間違いありません。
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