きのうもまた高名なミュージシャンの訃報に接して心が痛んだ。年の瀬あたりからどれだけの訃報を聞けば済むのだろうと思う。いや、いつの時代も著名人の訃報というものはとぎれることなく続いているもので、こちらがトシをとったせいで、その活動最盛期をよく知るひとが天に召されることが多くなっただけ、ハタチのころに60何歳の誰それが亡くなったと聞いてもピンとこなかったものな…などとほとんど慰めにちかい分析をしてみたりする。
発売されたばかりの「ミュージック・マガジン」のページをめくると、国内ニュースの訃報欄には、かしぶち哲郎・大瀧詠一・やしきたかじんと(失礼な表現だけど)見事なまでに3人の名前がならんでいた。享年はそれぞれ63歳・65歳・64歳。きのう訃報に接したかたの享年は61歳。やっぱりみなさん若すぎる。この世代は分母(人数)が大きいから、それに比例して著名人の数も多く、目立ってしまうのかもとまたまた無意味に慰めてみたりする。
いまごろ天国ではきのう訃報に接したかたをベーシストとして加えて、4人でバンドを結成してるのではないかと勝手な想像をしてしまう。ドラムス・ギター・ボーカルときっちりメンバーはそろいバンドは成立する。“シャイな男のロマンティシズム”みたいなものを表現したら素敵な音が届きそうだ。誰がプロデューサーを務めるか、優れた人材ばかりでモメそうだけど、ボーカルの男がここぞとばかり一喝して断を下すにちがいない。
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