いわゆる一般的な披露宴もなんだか虚飾と偽善に満ちているような気がしていたし、本来その披露宴から開放されて自由であるべき2次会もすっかり形式的になってしまっていたから、このあたりのプロセスはなんとか御免こうむりたかった。とはいえ挙式というのはあくまで新婦の側の晴れの場、まずは嫁ハンとその家族にこちらの思いを伝えることからはじまった。
「ウチの娘はピアノの発表会とかで、ハレの場はけっこう済ませてますし…」お母様がそういうならもうOK、お互いの両親を引き連れて6名でグアム島へ。まだまだハシリだったころの海外ウエディング、そこそこぜいたくをしても総費用は100万かからない。2次会めいたものは親族・同僚・友人とグループごとに数回。こちらはちょっとキツイけど、このほうがゆっくりしゃべれたし。
社内結婚というのはやっぱり厄介もの。お互いに上司がいてさらにその上にそれぞれのエライさん、いやがおうでも社内のヒエラルキーに直面する。ふつうに披露宴をしとけば一瞬の段取りで済んだものを、ちょっとしたことでこじれて(まあ私が礼を欠いたのですが)出発前日までイザコザがあったのはいまでも苦い思い出。これは以前日記にも書いたっけ。
ああ、こんな気持ちの重い新郎なんて世界にただひとりやなと思いつつグアムに向かう。なんだかんだで到着の翌日、ホテル内チャペルにて挙式をあげたのがちょうど20年前のまさにきょうなのであります。慣例ではこの節目を陶磁器婚というらしい。なんとか20年モった陶磁器、多少ゴツゴツはしてるけど、ヒビは入ってないというところかな。
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