“現代のスペインを代表する神技ギタリスト!ビセンテ・アミーゴ”……まったくの予備知識のないまま雨のなかなんばHatchへ急ぐ。〜英語と日本語の流行歌ばかり聴いてないで、たまには視野を世界各地に広げなさいよ〜それこそ神の啓示かもしれないな。パコ・デ・ルシアやジプシーキングスを引用するのはあまりにもベタなのだろうか。
ステージにはビセンテを含め、いかにもスパニッシュといった感じの男が8名ズラッと横にならんで着席。向かって左からバイオリン・フルート・パーカッション・エレキベースそしてビセンテ。そこから右へサイドギター・ボーカル・ドラム。主人公ビセンテだけが白いシャツに黒のパンツ、残りのややムサい男たちは上下とも黒一色のコーディネート。
この8人が絶妙なアンサンブルをくりひろげる。一曲一曲がけっこう長く、最初はおだやかに発していた8人の熱気が徐々に高まり、最後にはひとつになって極みをむかえる。この興奮状態はかって東京で観たヌスラット・ファテ・アリ・ハーンのカッワーリーを思い出させた。やっぱり世界というのはどこかでつながっているのかもしれない。
ほぼ満席の場内に語りかけるビセンテのMCはすべてスペイン語。けっこうウケてたから解るひともいるのかと。おっかけ集団(もちろん女性)らしきのもいたし。テクニカルなことはわからないけれど、ビセンテのギターが奏でるかろやかな音色を聴いていると、かって何度か訪れたバルセロナ旧市街の空気がよみがえってきました…ってあまりにも陳腐な想像力ですいません。
ログインしてコメントを確認・投稿する