こんどの日曜日から始まる秋場所の見どころは遠藤でも高安でもなく十両上位陣だ、それは元大関の把瑠都が十両三枚目まで落ちてきて、大砂嵐や蒼国来と対戦するからだ、みたいなことを書こうと思っていた矢先の引退表明。恵まれた体格と規格外の腕力だけで大関まで上りつめた個性あふれる力士が土俵を去ることに。まだ28歳、つくづく残念です。
上体があまりにも強固なので下半身を鍛えようとせず、結果膝を痛めてどうにもならなかったという彼の引退は、単なる腕っぷしだけでは天下を取れない大相撲というスポーツの難しさを、世界中の力持ちに知らしめることになるのかな。今後のことを訊かれたときの口ぶりが、かって他の格闘技に転向した元力士たちのそれに近いことだけが気になりますが。
いっぽうこちらの規格外はうれしい話。ヤクルトのバレンティンが日本記録タイの55号。バレンティンって試合中にベンチでツイートして怒られたり、この月曜はわざわざ大阪までヒップホップのライブ(誰のライブやろう?)を観に行ったり、いかにも陽気なカリビアンという感じですね。王選手がストイックに黙々と日本刀で素振りの特訓しつつ55本打ったころとは隔世の感。
さて新記録はいつ出るか。なんと明日からは阪神3連戦。エラいことになってきました。こうなったら土曜日に投げる藤浪が真剣勝負のすえ56号を打たれるというストーリーが、藤浪自身の今後の成長のためにもいいのでは。とかいってたらあんがいあっさり今夜の広島戦で達成したりして。あとぜひいま見てみたいのは田中マー君とバレンティンの“規格外”ガチンコ対決でしょうか。
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