「パリ−大阪 街と芸術をめぐる物語」を観てきました。1920年代から30年代、それぞれの街を描いた絵画数十点。ロートレック、モディリアーニそして佐伯祐三。セーヌ川も土佐堀川も、そこにかかるポンヌフも淀屋橋も、オペラ座も中央公会堂もすべてが美しい!
そして21世紀のいま、大阪の街はすっかり変わってしまったけど、パリの街は何ひとつかわることなく美しいままのすがたのような気がして…。でもこれはたぶん東洋の国から遠くを見つめる人間の、あこがれの混じった勝手な思い込みかもしれませんね。
これはけっこう語られている話ですが、パリのシテ島(ルーブル美術館やノートルダム寺院があるパリのど真ん中、セーヌ川ぞいの観光ポイント)と大阪・中之島は立地・形状・面積がほぼ同じなんですね。なのにどうしてこうも景観に大きな違いがあるのだろうかと。
これを都市計画の失敗うんぬんと、一概に大阪の側を責めるわけにはいかないと思いますね。日本の経済成長があまりにも急速だったとか、木造建築から鉄筋建築への移行がまず必要だったとか、欧州のようにゆっくりゆっくり歩を進めるわけにはいかなかったのでは。
大丸ミュージアムから一歩外へ出ると、目の前にはJR大阪駅そしてグランフロント。これぞ21世紀が生んだ美しき建造物の連なり。後世のひとたちはこのとほうもない巨大なアイコンの群れをどのように解釈・評価するのかとやっぱり考えてしまったのでした。
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