◎中高生のころ、ABCラジオ「ヤング・リクエスト」では日付がかわったあたり、つまり「仁鶴 頭のマッサージ」の前後に、パーソナリティー(DJ)がその日におきた過去の出来事やその日に生まれた有名人や歴史上の人物をちょろっと紹介するひとときがあり、自分の誕生日にはかならずそのコーナーに耳をかたむけるという習慣を何年かくりかえしていました。
いまならネットで検索すれば数秒でわかるような事柄が、当時はとても貴重な情報のように思えて(そういうことを列記した“365日事典”的な本もなかった)、よく考えれば毎年ほぼおなじ内容ばかりのはずなのに、なぜかその数分にも満たないわずかの時間をぜったい聴きのがすまいと、万全の態勢をしいてラジオと対峙していたのでした。
◎よくレストランなんかで、その日お誕生日をむかえた来客がいると、突然店内の照明を落としスティーヴィー・ワンダーのあの曲を流しつつケーキが運ばれてきて…みたいな演出があるじゃないですか。これは当事者、つまりお祝いされる側に回るとけっこう照れくさいもの、ちょっとカンベンしてなんて思ってるのは私だけでしょうか。
以前六本木のビートルズライブハウス「Abbey Road」で、コピーバンド界では世界的に有名なハウスバンド“パロッツ”の奏でる「バースディ」(もちろんビートルズの)に合わせて、4月生まれの来客数名がフルーツ盛り合わせに突きささったローソクを吹き消すなんて演出がありました。そのひとりだった私はけっこう照れくさい思いをした記憶があります。
◎…ということで、今年も家族でのお祝いは例年通り食事会。同じように4月に誕生日を迎える弟の嫁ハンへのお祝いもあわせて両親ふくめ総勢6名で今月末あたりに。お店の場所をきめたり予約したりは結局のところ私の役回りなんだけど、まあとりあえずはスティーヴィーの曲が流れないような静かなところ最優先ってことで。
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