う〜ん、どうとらえたらいいんでしょうか、この映画は。ツッコミどころはやたらあり、ここをツッコンでやれと思ってるうちに次のツッコミどころが。伏線みたいなのもやたらありながら結果伏線でなかったりする。何やら向こうから手札を次々と切られて、どの札に狙いを絞ればいいのやらと思ってるうちに終わってしまったカードゲームとでもいうか…そんな映画です。
時は2047年、30年後の未来から送られてくる人物を消すことを使命とする、ルーパーと呼ばれる殺し屋ジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)。彼の前になんと30年後の自分(ブルース・ウィルス)が送られてきた。さて、ジョーは目の前の自分をどうするのか。物語が動くまで、前半はこの設定を説明するかのような場面が続き、ちょっと辛抱を必要とします。
タイムスリップものにつきものなんだけど、現在と未来のジョーが入れかわり立ちかわり顔を出し、そこへ心理的な動きを表現するカットがひんぱんに挟まれたりするからややこしいことこの上なくて。さらにホラー映画的超常現象が急に起きたりするもんだから、なんでもアリかい、それをやっちゃおしまいよ、好きにせえなんて気持ちになったりもしました。
ラストもそれなりに決着するのですが、そこへ落としどころを持ってくるんだったら、前半、並行的に別のストーリーを用意したらどうなのとか言いたくなったりして…。スピード感も思ったほどではなく、謎解きのカタルシスもなし。誰かちゃんと説明してくれ〜と言いたくなる作品。まあちょっと今回だけは相性が悪かったということでお許しください。
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