2018年、月の裏側で数十年間生息し軍備をさらに増強していたナチスの残党が地球に攻めてくる!なんともいやはやの設定であります。まあひとことでいえば政治風刺SFコメディ。スクリーンから漂ってくるいかにもなトホホ感、たとえば特撮ひとつとってもそれほど緻密ではない脇の甘さがおバカ映画マニアにはたまらないのでしょう。
基本的にはフィンランドの作品なんだけど、製作になんとドイツも参加してるんですね(あとなぜかオーストラリア)。このへんの感覚がどうもわからんなあ。ナチスを茶化したり、おとしめたりする、つまり受容する以外ならなんでもOKってことか。表現の自由ということなんでしょうか。しかも"ベルリン”国際映画祭にまで出品している。それは単なるウケ狙いか。
たぶんナチスもアメリカ現政権も、その政治的手法(ポピュリズムかな?)に関してはそんなに変わりはないということがメインテーマだったのだろうし、政治や歴史を皮肉ったネタもいくつか理解できたけど、深いところまではこちらの知識不足のせいかギブアップ。それよりこの設定はタイムトリップ物にもなるんだから、その部分をもっとふくらましてほしかった気もします。
おバカ映画を全面的に否定するつもりはないけれど、全部受け入れるってわけでもない。まあ年1回ぐらいならいいかぐらいのスタンスです。その1回である今回がいささか強烈だったわけで。興味のあるかたはぜひ劇場の大きなスクリーンで。実は本日が公開最終日しかも梅田・なんばとも夜1回のみ。どうしても観たいというかたは劇場へ急げ!
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