いまから約40年前、1973年の作品。映画祭のオープニングとして用意されたのは「ヤングおー!おー!日本のジョウシキでーす」。当時の人気番組のタイトルを拝借し(番組の一場面がツカミになっている)、いかにも勢いだけで撮ったかのような吉本芸人総出演のスラップスティックコメディ。終始ドタバタ、泣かせナシ、お色気アリ。
いちおうストーリーらしきものはある。海外脱出をもくろむ岡八郎がその資金を集めるべく仲間を招集する。その仲間というのがやすきよ・コメワン・三枝(現文枝)の6人、そして彼らの兄貴分として仁鶴。ここいらあたりまでがメインキャスト。敵役のギャングにチャンバラトリオの4人+平参平。みなさん若さがハジけてスクリーンからはみ出さんばかり。
とにかく当時の人気吉本芸人がこれでもかこれでもかと登場する。それだけでこちらはワクワクしてくる。現在の新喜劇重鎮たちが気鋭の若手として出没する。配役に名前のない端役に現在の大物芸人がチョロっと顔を出したりもする。こうなると誰ぞいないものかとスクリーンの隅々までつついてしまう。もうストーリーなんかどうでもよくなってくる。
上映の後に仁鶴師匠のトークショーあり。上に書いた"勢いだけで撮った”というのはこのときの師匠のお言葉。メインキャスト全員超多忙だったので早朝ロケばかりだったとか、カメラは長回しを多用したため演者のアドリブ力が問われたとか。終始ひょうひょうとしたおとぼけモードで当時の思い出を語る師匠のお話は実に味わい深いものでした。
大阪ミナミ映画祭公式HP
http://osaka-minamieigasai.com/
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