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2012年05月27日14:45

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「ミッドナイト・イン・パリ」 ウディ・アレンの時間旅行

今回のウディ・アレンはタイムトリップもの。パリにやってきたアメリカ人の売れない小説家が夜毎に1920年代のパリへ時間旅行。するとそこにはいるわいるわ、フィッツジェラルド夫妻、ヘミングウェイ、コール・ポーター、ピカソやダリやルイス・ブニュエルまで。「ミッドナイト・イン・パリ」はあまりにもベタなパリの街並描写ともに終始クスクス笑わせたオシャレで素敵な作品でした。

この作品のテーマを書いてしまいましょう。懐古趣味・ノスタルジック・昔はよかったなあetc.、誰もが過去は素晴らしかったと、そしてどの時代の人間もそう思ってる。だから現在だって未来からみれば素晴らしい過去なのだ(クレイジーケンバンドにこういう歌がありましたが)。だからいま現在をしっかりと生きることが大切だ。…とこんなところではないでしょうか。

脇を固めるキャスティングがこれまた面白い。おばちゃん役をやらせたらハリウッド一のキャシー・ベイツ、かってはカネボウ化粧品のCMに出ていたエイドリアン・ブロディ、いまやフランスを代表する女優となったマリオン・コティヤール、そしてつい数週間前までフランスのファーストレディだったカーラ・ブルーニとさながら米仏個性派の競演合戦。

現在のパリでドタバタをくりかえす憎めないひとたちはアレン作品にはおなじみのキャラ。主人公の小説家役はかってはアレン自身が演じていたキャラだし、ウンチクをダラダラたれる大学教授は彼の作品にかならず登場するキャラ。そしてエンディングで主人公が選んだ女性はまさにウディ・アレン自身の好みのタイプであることをファンなら誰でも知っているからまたニヤリ。
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