ソウルやファンク等、ブラック・ミュージックをベースにした日本の注目若手バンドふた組。おそらくどちらも主要メンバーは平成生まれというか90年代生まれ。彼らってどういう音楽にふれつつここまでたどりついたんだろうか。いまの時代、カーティス・メイフィールドからダフトパンクまでを同時並行的に一気…てな感じで聴いてきたのではないだろうか。
Nulbarich(ナルバリッチ)。タワレコのディスプレイなんかでは、こないだ観たceroやいま話題のSuchmosと一緒にくくられている5人組。ことし初めに結成したばかりで6月が初ライブとか。“和製ジャミロクワイ”と言われているらしいけど、ファンキーな匂いはまだまだ本家には…。ただリーダーJQ(!)の(ヘンな表現だけど)シャイなナルシスティック・キャラは今後も興味あり。
むしろめっけもの感があったのはLUCKY TAPESのほう。ことしのフジロックにも出演したらしい3人組ユニットだけど、ステージにはホーン3名やヴァイオリン奏者もふくむ総勢10名。ミュージシャン特有のオーラはまだまだ感じられないけれど、チームプレーでぐいぐいノセていくパワーはけっこうなもの。メロディメイカーとしてのセンスにもこれから注目かなと。
立ち見チケットも完売した超満員のビルボード、またまた前髪重たい系&丸メガネ男子多し。2バンドのジョイントとなると、アンコールなしでも転換ふくめてけっこう時間がかかり、2ndステージは15分押しで始まったかと思いきや、すべてが終了したのは23時40分。カジュアルシートから先頭切って退出し、梅田駅までの地下街を急いだことしのライブ納めとなりました。
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