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2020年10月07日02:26

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滅裂哀歌

 仕上げにガスバーナーで表面を軽く炙って焦げ目を付けた感情を僕は水曜日と木曜日の間に稀に存在するという閏曜日に、明確にそうこれ以上なく明確に曖昧なままにしておこうと決意、いや決うぃしたのです。なぜならばそれは蒼天に輝く昴のようにあるんだろうけども見えねーなーというなんともへんてこりん星からやってきたアイドルのファンクラブ会員番号397972という肩書をマイナスドライバーでこじ開けようとしてうっかりと壊してしまった謝罪と反省に満ちたドヤ顔で、ミニカーで小指を轢いてしまった勲章を安全ピンで肌に直付けするというサディスティックかつドグラ・マグラなキン肉マン消しゴム略してキムと公言した趣味でアナウンサーをやっている38歳の無職男性が、晩御飯に選んだのは、麻婆豆腐があるのならばきっと麻爺蒟蒻(まーじーこんにゃく)もあるに違いないという妄想を膨らませた水風船の中に涙が詰まっていてそれは鍛え抜かれた涙腺を押し付けて膨らませた、もはや悲しみよりも屈強なる精神がコニャニャチワしてしまっているというくるぶしに出来た人面疽があの日自殺した地下アイドルだったわけで、しかたがないからカミソリで剃ろうとしてうっかりと落語を始めてしまっていまでは高座に立つようになってから早いものでもう3憶6千万年が経とうという石英に閉じ込められた君への想いを僕はそう、僕はこれ以上なく明確に曖昧なままにしておこうと決意、いや決意、いや決意、いや決うぃ……ふぅ、やっと言えたよ。僕の本当の想い。ガソリンをぶっ掛けて召し上がれ。
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