まだ映像は見てないけど、なにやらすごい相撲を取ったらしい。きまり手は6年ぶりに出た「腰投げ」だったと。これで新十両ながら8勝2敗、ここまでやるとは。初日あたりの相撲を見てたら、ああやっぱり相撲そのものがグッと厳しくなる十両ではちょっと家賃が高いかなあ、勝ち越せればオンの字やなあと思ったんだけど。こうなったら一気に十両優勝の目も出てきたな。
なにしろ相撲そのものが面白いから一戦一戦目が離せない。何をやらかすかわからないというやつ。「居反り」ばかりが取り上げられていることを、宇良自身がうまく逆利用している感じもする。対戦相手の警戒ぶりが相撲を見ていてよくわかるのだ。あきらかにレスリングの影響がある取り口だけど、レスリングの専門家にはどう映っているんだろう。
昨年のちょうどいまごろの日記をふりかえったら「宇良、序ノ口で全勝優勝」などと書いている。わずか一年、おそるべきスピード出世。この調子だと十両通過もあっという間、ちょっと気が早いけど、ひょっとしたら来年の春場所は幕内力士としての彼のすがたにナマでお目にかかれるかも。うまいぐあいに地元で新入幕なんてことになったら盛り上がることまちがいなし。
ピンク色のまわしが話題になってるけど、できたら関学カラーのスカイブルーにしてほしかった。そう、あのアメフト部「K.G.ファイターズ」のチームカラー、まあこれは今後の楽しみ。あまりにも手に負えないやっかいな相撲っぷりなので、対戦相手が彼の取り口を研究すべく、過去の取組映像を入手して分析するとのこと。そしてその映像集のことを「宇良ビデオ」と呼ぶらしい。
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